こんにちは、薬剤師ちょこ(@yakuzaishi.choko)です。
デエビゴとベルソムラの違いって何だっけ?
と思っている方に向けて、デエビゴとベルソムラの違いについて簡単に解説します。
今回の記事では、デエビゴとベルソムラの違いを1分ほどの動画で解説した内容を文字起こししたものです。(※動画と内容が少し異なる場合もあります)
「文章で読みたい人」や「スキマ時間で確認したい人」はぜひ活用してください。
デエビゴとベルソムラの違いを動画で確認!
今回、文字起こしした動画はこちらの動画です。
↓この動画はInstagramに掲載したものです。
動画で一度確認したい!という人は上記をクリックしてご覧ください。
他の媒体から見たい方は、下記をクリックすると見ることができます。
それでは、解説していきます!
デエビゴとベルソムラの違い
オレキシン受容体を阻害して、眠りやすくする新しい不眠症の薬
デエビゴとベルソムラの違い
を説明します。
違い①:用法
1つ目の違いは、用法。
用法は同じで、どちらも寝る直前です。
食事が影響すると吸収が悪くなり、眠りにくくなる可能性があります。
違い②:容量
2つ目の違いは、容量。
デエビゴは、成人1日5mg 最大1日10mgまで。
ベルソムラは、成人と高齢者で飲む量が違い、成人1日20mg、高齢者は1日15mgです。
違い③:併用
3つ目の違いは、併用。
デエビゴやベルソムラは、薬物代謝酵素のCYP3Aで代謝されます。
このCYP3Aを阻害する薬と併用すると、作用が強く出すぎる可能性があります。
デエビゴは、CYP3Aを中程度、または強く阻害する薬と併用する時は、半量の1日2.5mgです。
ベルソムラは、中程度阻害する薬との併用は半量の1日10mgです。
しかし、強く阻害する薬との併用はできません。禁忌です。
ちなみに、CYP3Aを中程度阻害する薬は、ヘルベッサーやワソランなどです。
また、強く阻害する薬はクラリスロマイシンなどです。
逆に、テグレトールやアレビアチンなど、CYP3Aを誘導する薬との併用は作用が減弱する可能性があります。
それらの薬との併用は、デエビゴもベルソムラも併用注意になります。
もう少し詳しく知りたい!という人は、
Instagramで投稿しているこちらの記事をご覧ください。
こちらの記事では、ベルソムラについてもう少し詳しく解説しています。
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