スーパーで買える「安全な卵」の選び方は?見分け方を徹底解説!

食材

日本人にとって卵が広く食べられるようになったのは、江戸時代中期と言われ、みんなが大好きな卵焼きや卵かけご飯もこの頃から親しまれているそうです。

今でも卵は大人気で、スーパーでは沢山の種類の卵が並んでいます。

ただ、現代の食生活では、利便性や大量生産が優先され、食の安全や健康に対する不安も増しています。

ちょこ
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毎日のように食べる卵だからこそ安心な卵を食べたいものですよね

でも、安心な卵ってどう選べばいいんだろう……?

そこで今回は、スーパーで買える安心な卵の選び方をわかりやすく紹介していきたいと思います。

この記事でわかること
  • 安心な卵を見分けるコツ
  • 知っておきたい卵についての基本知識

スーパーで買える卵でも、安心な卵を選べるようになり、健康的な食生活を送りたい方の参考になれば嬉しいです。

【結論】スーパーで買える安全な卵の選び方は?

結論から言うと、

鮮度飼い方エサの確認をするとより安心な卵なのかわかります。

他には、

栄養強化卵は安心な卵なのか
何色の卵が安心な卵なのか
有精卵無精卵の違い
・買ってきた卵の管理方法

についても併せて説明していきます。

ちょこ
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まずは、選び方について詳しく見ていきましょう!

【解説】スーパーで買える安全な卵の選び方

それでは、卵の選び方について詳しく解説していきます。

スーパーで買える安心な卵の選び方
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3つのポイントを確認してね!

卵の選び方【鮮度】

まずは何と言っても鮮度!

鮮度が高いのが安心な卵の重要なポイントです。

なぜなら生卵を食べる機会が多い日本では、サルモネラ菌への注意が必要だからです。

サルモネラ菌とは、食中毒を引き起こす細菌で、75度以上で1分加熱すると死滅すると言われています。

生卵を食べる習慣のある日本では、サルモネラ菌への配慮がより必要です。

対策はされていますが、完全にゼロというわけではありません。殻などに付着している場合もあり得ます。

サルモネラ菌は、時間が経つほど増殖する恐れがあります。特に室温や適切な温度管理がされていないと増殖が進みます。

必ず賞味期限を確認しましょう。

ただ、パック卵の賞味期限は、産卵日からの計算ではなくて、卵がパックされる工場に到着してパックされる日から計算して賞味期限を割り出します。

賞味期限が長い卵の方が鮮度が高いのはもちろんですが、産卵日の記入がある卵はより安心な卵ですよね。

ちなみに、日本の卵生産業界では、以下の様なサルモネラ菌軽減対策を行っています。

サルモネラ菌軽減対策
  • 採卵鶏へのワクチン接種
  • 鶏舎の衛生管理の徹底
  • 定期的な検査の実施
  • 卵の洗浄・殺菌・選別
  • 生産から流通までの一貫した低温管理

これらの対策により、日本のスーパーで買える安心な卵は世界的に見ても安全性が高いと言えます。

ただし、絶対はありません

また、スーパーでは卵が冷蔵されていないことも多く、万が一サルモネラ菌が付着している場合、菌が増殖してしまう危険性も否定できません。

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鮮度の高い卵を選び、冷蔵庫に保管し早めに食べましょう。

家庭でのサルモネラ菌対策

ご家庭でも以下の様な対策を心がけると良いと思います。

家庭でのサルモネラ菌対策
  • 新鮮な卵を選び、冷蔵庫で保管する
  • 冷蔵庫のドアポケットは開け閉めで温度の変動が大きいので、奥の方がベター
  • 早めに食べる
  • 卵の殻を触った後は手を洗う
  • 卵を洗う場合は調理直前に行う(洗ってから保管すると雑菌が殻から侵入してしまう恐れがある)
ちょこ
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鮮度の良い物を選び、冷蔵庫で保管することが大切ですね!

卵の選び方【飼い方】

スーパーで買える安心な卵の品質は、鶏の飼育環境も影響します。

主な飼育方法は以下の3つです。

鶏の主な飼育環境
  • 平飼い:鶏舎内や屋外で自由に動ける
  • 放し飼い:平飼いの分類に入り、日中のほとんどを屋外で過ごす
  • ケージ飼い:狭いケージ内で飼育(日本では90%以上)

鶏は年に10~25個卵を産むと言われていますが、ケージ飼いはほぼ毎日、年に300~350個ほど卵を産むように品種改良や人工照明などによるサイクル操作がされています

これは鶏に負担がかかるし栄養価も落ちてしまいます。

ケージ飼いの鶏と比較すると、平飼い鶏はストレスが少ない環境で飼育されるため、健康的に育ちやすく、より健康的な卵を産む事が出来ます。

ただ、平飼いでは、自由に動き回ることでエネルギーを消費することや、人工的な照明による産卵サイクルの調整が行われない場合もあり、産卵数がやや少なくなる傾向があります。

平飼いの鳥は、ケージ飼い乃鶏より年に産む卵の数は少なく、200~250個くらいと言われています。

ちょこ
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平飼い卵の方が高めなのはこのような事も関係しています

平飼いや放し飼いの卵を選ぶことで、より健康的な鶏から産まれたスーパーで買える安心な卵を手に入れることができます。

ちょこ
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平飼いや放し飼いのものの方が、人道的で健康的です

卵の選び方【エサ】

鶏に与えられる餌の質も、卵の品質に影響します。

エサには、あらかじめ色々な栄養化を考慮して配合してある配合飼料と、自分で配合した自家配合飼料があります。

自家配合飼料は、各メーカーのこだわりを確認すると質が少しは分かるのですが、

配合飼料は特に、穀物は輸入された物が入っていることがほとんどなのが現状です。

また、市販の配合飼料は栄養バランスは考えられていますが無添加ではありません

残念ながら、スーパーで売ってある卵を産む鶏の餌には、基本農薬、添加物は使われていると思って良いでしょう。

できたら自家製配合で国産を使っているメーカーが良いと思います。

それと、

遺伝子組み換え作物ポストハーベストが散布されている餌は避けたいものです。

ポストハーベストとは、収穫後に直接散布されるの農薬の事です。日本では添加物に分類になります。作物に直殺散布するので農薬が残っている可能性が高く、発がん性なども懸念されています。

これらを使用しているかの確認は表示では難しいのですが、遺伝子組み換え作物やポストハーベスト農薬を使っていない事が証明された場合のみ、遺伝子組み換え作物未使用とか、ポストハーベスト未使用と表示する事が出来ます。

ちょこ
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国産か、遺伝子組み換えを使用していないこと、またはポストハーベスト農薬を使用していないと表示された卵を選ぶと良いでしょう。

他にもここをチェック!

卵を選ぶ際に、他にもチェックしておきたいポイントについて解説していきます。

他にもチェックしておきたいポイント!
ちょこ
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それでは、見ていきましょう!

栄養強化卵

栄養強化卵とは、鶏の飼料に栄養成分等の添加物を加えたりすることで通常の卵より基準値以上の量が検証されている卵です。

デザイナーエッグの1つで、栄養成分強化卵免疫強化卵リスク低減卵などが開発されています。

栄養強化剤は規制の下で行われていて、現時点では安全性に問題はと言われています。

添加物の原料は、天然由来の物も多いが中には化学合成もあります。

ただ、行き過ぎた強化はかえって体の負担になったり、害になる場合もあります。

・何を強化しているのか
・他の食品と合わせて摂りすぎていないか

以上のような点は把握した方が良いでしょう。

より自然の物という観点で選ぶとするなら、栄養強化されていない通常の卵を選ぶと良いと思います。

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栄養強化卵はエサなどに入れて添加されていると考えます

抗生剤

採卵鶏では100週齢以降、抗生剤を含む飼料は禁止されています。

産卵中の鶏には抗生物質は使用されていません

病気になった時に抗生物質を使用する場合もありますが、その場合は卵に残留しないように適性の期間は市場に出回らないように管理されてます。

また、抗生物質の使用には規制があり必要最低限の使用が求められています。

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抗生剤は卵に残留しないように管理されています

有精卵と無精卵

雌鶏は、受精しなくても卵を産むことができるため、雌鶏だけで産んだ卵は「無精卵」と呼ばれ、温めてもヒヨコになりません。

一方、雄鶏と雌鶏を同居させ、交尾して産まれた卵は「有精卵」と呼ばれ、温めるとヒヨコになります。

スーパーで売られている卵は、ほとんど無精卵です。

栄養面的には、無精卵には卵に精子が入っていないだけで栄養的にはあまり変わらないそうです。

有精卵は20度以上の所に保存すると細胞分裂が始まるので、早めに食べた方が良いと思います。

・有精卵と無精卵は栄養的にはあまり変わらない
・有精卵がより自然な卵
・有精卵は20度以上の所に保存すると細胞分裂が始まるので、早めに食べる

ちょこ
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以上のようなポイントがあります

白玉と赤玉

卵の色の種類によるものです。

濃い色の卵は好みに合わせて品種改良されています。

卵の殻の色による栄養価の大きな違いはありません

スーパーで買える安心な卵を選ぶ際は、殻の色よりも飼育方法や鮮度を重視しましょう。

・殻の色で栄養価の違いはない
・色が濃い卵は好みの合わせて品種改良されている場合もある
・色はあまり気にしなくてよいと思う

ちょこ
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以上のようなポイントがあります

まとめ:鮮度、飼育方法、鶏に与えられる餌の質を確認!

スーパーで買える安心な卵の選び方について解説しました。

この記事のまとめ
  • 鮮度の良い物を選び冷蔵庫で保管する
  • 平飼いや放し飼いの物のほうが人道的かつ健康的
  • 餌は、国産遺伝子組み換えを未使用、ポストハーベスト未使用と表示されている卵を選ぶ
  • 栄養強化卵はエサなどに入れて添加されていると考える
  • 抗生剤は卵に残留しないように管理されている
  • 有精卵と無精卵は栄養的にはあまり変わらない
  • 有精卵がより自然な卵だが、20度以上の所に保存すると細胞分裂が始まるので、早めに食べる
  • 卵の殻の色は鶏の種類の違いや品種改良のためなのであまり気にしなくてよい

スーパーで買える安心な卵を選ぶポイントは、

鮮度」・「飼育方法」・「鶏に与えられる餌の質」です。

鮮度が高く、出来たら平飼い国産や遺伝子組み換え作物やポストハーベスト未使用表示の卵が、安心な卵と言えます。

日本の卵は世界的に見ても安全性が高いですが、消費者としても適切な取り扱いと保存を心がけましょう。

ちょこ
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これらのポイントを参考に、健康的で安心な食生活を楽しんでいきましょう!

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