【料理酒の選び方を徹底解説!】無添加料理酒の選び方を知りたい人は必見!

調味料

料理酒は和食を中心に、料理全体の風味や食材の旨味を引き出してくれる重要な調味料です。

スーパーの料理酒コーナーには、料理酒純米料理酒料理のための清酒などが並んでいます。

どの料理酒を選べばいいのかわからない…

そこで今回は、料理酒とはどのようなものなのか、どれを選べば良いのかについてご紹介します。

この記事でわかること
  • 料理酒の選び方
  • 料理酒とは?
  • 日本酒やみりんとの違い

記事後半ではおすすめの料理酒についてももまとめています。

ちょこ
ちょこ

後半で詳しく説明しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください!

※「先に、おすすめの料理酒について詳しく知りたい」という人は、〚こちら〛をクリックすると該当箇所に飛べます!

【結論】料理酒の選び方

結論から言うと、

原材料で判断します。

具体的には、

原材料が、「米・米麹」または「米・米麹・食塩」のものです。

国産有機国産米・米麹を選ぶといいでしょう。

ちょこ
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自然栽培なら、なおいいです!

自然栽培とは、

簡単に言うと「農薬・肥料をつかわない栽培」のことです。農薬・肥料に頼らず植物と土の本来持つ力を引き出す農業で、自然に負荷をかけることない永続的な農業方式です。

引用元;ナチュラル・ハーモニー「農薬・肥料を使わない「自然栽培」とは

食塩は、海水など自然に存在する物を昔からある製法で作られたミネラルが豊富な天然塩をおすすめします。

天然塩についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

料理酒とは?

料理酒には明確な定義がありません。

一般的には、酒税法上の「清酒」に該当するものと、「醸造調味料」に該当するものがあります。

原材料が、

・「米・米麹」で作られている物…・・・清酒(純米酒)
・「米・米麹・食塩」、と塩が添加されてい醸造用料理酒になります。

それぞれに醸造用アルコールが含まれている場合もあります。

料理用の清酒醸造用調味料の違いを、飲用の清酒と比較しながらご説明します。

飲用の清酒料理用の清酒醸造調味料
添加物の有無無添加(純米酒)添加物を含む無添加添加物を含む無添加添加物を含む
原材料・米
・米麹
・米
・米麹
・醸造用アルコール
・米
・米麹
・米
・米麹
・醸造用アルコール
・米
・米麹
・食塩
・米
・米麹
・醸造用アルコール、糖類、食塩、酸味料など
用途飲用や料理にも使える料理用に特化料理用に特化
アルコール度数約10~15%約10~15%約5~15%
味や特徴米の旨みが濃厚でコクがある軽くスッキリしている自然な甘みと深いコクシャープで軽い仕上がり・まろやかで自然な旨み
・味に奥行きがある
・強い甘みとシャープな味わい
・人工的な印象
※表の「味や特徴」には、筆者の主観も含まれています。

飲用の清酒(日本酒)

清酒とは、日本酒のことです。

米・米麹・水が原料です。

飲用の清酒は、味、風味や香りが豊かで、料理に使うことも出来ます。

アルコール度数は、約10〜15%ほどで酒税がかかります。

料理用の清酒

料理用の清酒の原材料は、米・米麹で、醸造用アルコールが加えられている清酒もあります。

料理用の清酒と、清酒(日本酒)の違いは、料理用の清酒は料理に特化しているお酒です。

ちょこ
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料理用の清酒とか、純米料理酒などと言ったりします

料理の臭みを消し、味を引き立てるための工夫がされています。

アルコール度数は約10~15%ほどです。

ちょこ
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醸造用アルコールとは、アルコール純度の高い精製アルコール(エタノール)です!

料理用の清酒を選ぶときは、原材料が米・米麹のみの無添加を選ぶと良いと思います。

醸造用アルコールが添加されている物と比べて風味豊かで、料理も上品に仕上がります。

醸造調味料

料理酒における醸造調味料とは、安価な酒に食塩を加えた料理酒のことです。

原材料には、米・米麹・食塩と書かれています。

食塩が添加されているので、酒としては扱われません。酒ではないと酒税もかからないので、価格を抑えることができます

また、アルコール(酒)が醸造用アルコールの場合は、味を調えるために砂糖や水飴などの糖類やアミノ酸、酸味料などの添加が加えられていいることが多いです。

味が調整されているので甘みやうまみが強い傾向にあります。ただ、清酒や純米料理酒ほど自然な風味は感じられません。

醸造用調味料を選ぶ時も、原材料が米、米麹、食塩だけの無添加のものを選び、味付けは独自で行った方が自然の風味が生きると思います。

料理酒の原料

続いて、料理酒の原料について詳しく解説していきます。

料理酒の原材料
ちょこ
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原材料について知識をアップして、より理解を深めていきましょう!

国産有機国産の米がおすすめです。
自然栽培米だとベストです。

有機作物とは、化学的な肥料や農薬を使わず、できるだけ自然の力を利用して栽培された農作物のことです。

ちなみに、化学的な肥料や農薬は使っていませんが、堆肥や自然の微生物など天然由来の農薬は活用できます

また、

自然栽培とは、「農農薬肥料を使わない栽培」のことです。
化学肥料はもちろん、堆肥など自然由来農薬も使わず植物や土が本来持つ力を引きだす栽培方法。
没薬で自然に負荷をかけることのない永続的な農業方式です。

日本の食料自給率は戦後の政策の方針で低下し続けていますが、日本人の主食・米に関しては、今のところ100%近い自給率を保っています。

ただ、米農家さんは年々高齢化しています。また現在の国の政策も米農家を守るという方向ではないので、今後は低下していくかもしれません。

今現在は、国産の米の料理酒は比較的簡単に手に入ると思いますので、選ぶ際にぜひ参考にされてください。

米麹

国産国産有機米自然栽培米を使用した米麹がおすすめです。

米麹とは、蒸した米に麹菌を繁殖させたものです。

また、麹菌とは、食品の発酵を助けるために利用される微生物です。

米麹由来の旨み成分が料理の味を豊かにしたり、米麹が含む酵素の力によって、肉や魚が柔らかく仕上がる効果も期待できます。

食塩

食塩は、海塩などの天然塩を使っているものがおすすめです。

天然塩って何だろう?

ちょこ
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天然塩について簡単に解説しますね!

天然塩と言われるものは、精製塩と比べてミネラルが豊富に残っていて栄養価が高く、味にも深みがあります。

塩は戦後の国の政策で精製塩しか手に入らない時代が長く続きました。

1997年に塩の専売制が廃止され天然塩も復活したのですが、精製塩が普及していたので、今でも一般に出回る加工品は、ほとんど精製塩が使用されています。

そのような状況なので、現代は塩から得られるミネラルが減少しています。

ナトリウムの過剰摂取や、ミネラル不足が起こりやすい環境になっています。

日常使用する調味料を、天然塩が使われている物に変えていくことで、健康増進をサポートしてくれるでしょう。

天然塩については、こちらの記事で詳しく解説しているので、よかったら参考にしてください。

まとめ

原材料米麹食塩
おすすめ国産や有機国産自然栽培国産や有機国産か、自然栽培米が使われている米麹天然塩

原材料は、米は国産や有機国産や自然栽培米、米麹は国産や有機国産や自然栽培の米が使われている米麹、天然塩がおすすめです。

料理酒とみりんの違いとは?

料理酒とみりんはどちらも料理に使われる調味料ですが、役割や成分が違います。

結論から言うと、

料理酒は、料理や基本的な風味付け、臭み消しに適しています。

みりんは、甘みや艶を加えたいときに使います。

今回は、伝統的な造り方無添加料理酒みりんを比較します。

料理酒伝統的な本みりん
原材料・米・米麹(清酒、純米酒)
または
・米・米麹・食塩(醸造調味料)
もち米・米麹・焼酎
アルコール約10~15%約14%
主な役割約10~15%甘み付け、照りや艶出し
ちょこ
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それでは、詳しく見ていきましょう!

料理酒

料理酒の原材料は、

米・米麹で作られた清酒や純米酒

または、

米・米麹・食塩で作られた醸造用調味料と言います。

アルコール度数は日本酒とあまり変わらず10~15%程度。

醸造用調味料は、酒類から除外されるので酒税がかからず、その分価格は下がります

主な役割は、臭み消しやコク出しです。

みりん

みりんの原材料は、

もち米・米麹・焼酎です。

甘みが強く、本みりんの場合は食塩は含まれません。

アルコールは約14%で、本みりんには酒税もかかります

ちなみに、本みりん以外には、みりん風調味料みりんタイプという物もあります。

これらには酒税はかからず安価です。

主な役割は、甘み付けや照りや艶出しです。

みりんについては、こちらの記事にまとめているので、さらに詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

おすすめの料理酒!2選

ここまで、料理酒の選び方や種類について解説してきました。

私がおすすめする料理酒もあわせてご紹介しますので、よかったら参考にしてください。

おすすめの料理酒①

1つ目は、仁井田本家の「料理酒 旬味(しゅんみ)」です。

原材料:米・米麹(国産自然栽培米)

自然栽培の米だけで作られた、純米100%の料理酒です。

砂糖を使わず日本酒本来の旨みで、料理にうまみと照りを加えます。

アルコール度数は17%。

健康な食卓を支える一品としておすすめの料理酒です。

おすすめの料理酒②

2つ目は、福光屋の「オーガニック純米料理酒」です。

原材料:有機米(国産)・有機米麹(国産)

全量が契約栽培された有機栽培米、兵庫県多河屋町産の山田錦100%を使用した日本酒です。

約60年かけて、酒米農家と福光屋が協力して土づくりからこだわり抜き、実現した有機栽培米を原料としています。

また、日本をはじめアメリカやEUなど、計29カ国で厳しい日本酒の有機認証を取得しています。

ちょこ
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どちらの製品もとてもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください!

まとめ:原材料で判断!

料理酒は日本の定番調味料です。料理酒を使うことで、料理に甘みや旨味、コクが加わります。

無添加で質の良い料理酒は、原材料で判断することができます。

原材料が、「米・米麹」または「米・米麹・塩」のものです。

可能なら国産有機国産米・米麹を選ぶといいでしょう。

ちょこ
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自然栽培なら、なおいいです!

私がおすすめする料理酒は下記の2つです。

ちょこ
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これらのポイントを参考に、安心な上に美味しい食生活を楽しんでくださいね!

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