こんにちは、薬剤師ちょこ(@yakuzaishi.choko)です。
PT-INRって何だっけ?
と思っている方に向けて、PT-INRについて簡単に解説します。
今回の記事では、尿路結石を1分ほどの動画で解説した内容を文字起こししたものです。(※動画と内容が少し異なる場合もあります)
「文章で読みたい人」や「スキマ時間で確認したい人」はぜひ活用してください。
PT-INRについて簡単に動画で確認!
今回、文字起こしした動画はこちらの動画です。
↓この動画はInstagramに掲載したものです。
動画で一度確認したい!という人は上記をクリックしてご覧ください。
他の媒体から見たい方は、下記をクリックすると見ることができます。
それでは、解説していきます!
PT-INRとは?
※一番最後の行の「定規的」は「定期的」の間違いです🙇♀
PT-INRとは何の検査?
ワーファリンは、血栓症の治療や予防に使用される抗凝固薬ですが、
この検査は、ワーファリンの投与量管理でとても重要な検査になります。
PT-INRとは?
PT-INRとは、Prothrombin Time-international nomalized Ratioの略称で、
プロトロンビン時間-国際標準化比のこと。
血液が固まるまでにかかる時間を測った数値。
つまり、
血のかたまりにくさを表す数値です。
推奨数値は?
推奨数値は、ワーファリンを服用していない正常値は約1で、個体差、症状や人工弁の有無などで数値は違ってきます。
ワーファリンを服用している人の基本的な推奨数値は
70歳未満で2.0~3.0
70歳以上は1.6~2.6
です。
例えば、PT-INRが2.0というのは、正常より2倍かたまりにくいということです。
なぜ必要なの?
なぜこのような検査が必要かというと、
ワーファリンは、個体差が大きく出血と凝固のバランスが人によって異なります。
また、併用薬、食事や疾患などさまざまな影響を受けやすい薬です。
ワーファリンの処方量が人によってまちまちなのはそのためです。
投与量が多すぎると出血の危険性が大きくなり、少なすぎると血栓症が進んでしまう可能性があります。
そのため、さまざまな影響を考慮し、コントロールが必要になってきます。
そこで、
PT-INRを定期的に測定し、ワーファリンの適正量を決めていくのです。
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